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令和7年 合同慰霊祭

2025年9月28日 平安典礼「合同慰霊祭」を執り行いました。
平安典礼では、1979年(昭和54年)から毎年ご遺族様と一緒に慰霊祭を執り行っております。
今年も〈セレモニーホール山形〉と〈セレモニーホール天童〉にて
無事開催されましたことをご報告させていただきます。

 

 


祭壇
故人が歩んだ人生の時を、移り行く四季へと重ね合わせて制作された祭壇花
画像左:〈セレモニーホール山形〉 画像右:〈セレモニーホール天童 〉



法名簿奉呈 
令和6年7月から令和7年6月までの一年間に、
私共がご葬儀のお手伝いをさせていただきました
故人様(物故者)のご芳名を記した法名簿を祭壇へとご奉呈いたしました。 
また、「ソラ色ポスト」に 投函いただいた大切な方宛のお手紙も
一緒にご奉呈いたしました。
平安典礼 ヘッドマネージャー 髙橋香輔〈セレモニーホール天童〉



法灯点灯 
名刹山寺の根本中堂には、約1200年前に比叡山延暦寺から移された 
「不滅の法灯(ふめつのほうとう)」が脈々と今日まで灯されています。 
その法灯を祭壇へと点灯いたしました。 
平安典礼 取締役 矢口政則〈セレモニーホール山形〉



慰霊祭法要 
本導師 宝珠山 立石寺(山寺)清原貫主


施主追悼の辞 
合同慰霊祭主催者代表 ジョイン代表取締役 武田良和〈セレモニーホール山形〉 



遺族代表追悼の辞
佐藤博之 様 
〈セレモニーホール山形〉



遺族代表追悼の辞 
松原利恵 様 
〈セレモニーホール天童〉 



献奏



ご焼香



法話
宝珠山 立石寺(山寺)清原貫主

天台宗の教えと現代へのつながり

天台宗は、いまからおよそ1200年前、伝教大師最澄さまによって開かれました。
それまでの仏教は貴族のためのものでしたが、最澄さまは「仏さまの教えはすべての人のためにある」
と考えられ庶民にまで広く道をひらかれたのです。
その教えを学んだ弟子の中から、法然さまや親鸞さま、道元さま、栄西さま、日蓮さまなど、
後に各宗派を開かれる方々が育たれました。
まさに日本仏教の大きな出発点となった宗派でございます。

天台宗の根本経典は『法華経』ですが、その中の「安楽行品」には、
どのような心で修行を重ねれば安らぎを得られるのかが説かれております。
お釈迦さまの教えをひとことで申しますと
――「悪いことをせず、良いことを行い、常に心を清らかに保ちなさい」――この一文に尽きます。
つまり、私たちが日々の暮らしの中で心を清らかに保つことが、仏の道につながっていくのです。
ただし、それを妨げるものが「欲」であります。

現代において、物欲や金銭への執着をすべて捨て去ることは容易ではありません。
だからこそ、まずは身近な人――家族やご近所の方を思いやり、大切にすることから実践してまいりましょう。
昔は葬儀や結婚式には百人以上が集まり、語らいを通じて人と人との絆を深める大切な機会となっておりました。
ところが近年は十数名ほどの小規模なものとなり、親族同士のつながりも薄れがちでございます。

しかし、人は一人では生きられません。

供養とは僧侶がお経をあげるだけではなく、故人を知る方々が集い、思い出を語り合うことこそが何よりの供養であります。
そのような場を大切にし、絆を育むことが、仏さまの教えを現代に生かす第一歩になるのです。

大切なあの人へ 想いを伝える

「今だから言いたいこと」「感謝の気持ち」「近況報告」など 
悲しみの先に抱いた今の想いを故人様宛の手紙に綴っていただき 「ソラ色ポスト」へ投函いただきました。


おあずかりしたお手紙(合計75通)は、
慰霊祭の祭壇へ奉呈し、一緒にご供養させていただきました。


皆さまの大切な想いは、後日「お焚き上げ」にて大切な方のもとへお届けいたします。

あのひとを笑顔で思い浮かべられる明日がくるまで、
空の彼方へ声をかける「ありがとう」「大好きでした」の言葉を届けるソラ色ポストは、
これからもホールの片隅でお手紙を待っています。
あなたのこころが晴れるまで、何度でも空へお手紙をお届けします。

夜空に輝く星が幾億年もの時を変わらず
いつまでも私たちを見守るように
大切な想いが連綿と次の世代へ受け継がれてゆきますよう
お祈り申し上げます。

合掌
 

2025年9月29日

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